ゼミ・研究

多文化環境で"好き"が見つかるまで

APU生
ポート
フォリオ

環境開発の視点から地方が抱える課題を提起。 発信力を強みに解決へ向けて一歩ずつ前進。

PROFILE

中庭くるみ さん

アジア太平洋学部(APS) 卒業

東京都出身

※2026年1月取材

世界のゴミ問題とSDGsへの気づきから始まり、APUでの変化と進化。
身近な事例の実体験をもとに、「点」を「面」にしていくよりよい街づくりを。

JOURNEY

"好き"が見つかるまでの道のり

  • 幼少時代 小学校からバレーボール、3年間学級委員を務める
  • 中高時代 JICA講習会で世界ゴミ問題やSDGsについて知る
  • 大学入学 国際協力や環境開発を学べるAPUへ
  • 大学1年 授業「環境開発入門」で方向性が定まる
  • 大学2年 英語開講「農業遺産とツーリズム」から影響
  • 大学3年 大橋教授のゼミへ。卒論テーマについて議論
  • 大学4年 都市開発について研究

どんな高校生でしたか。

チアリーディングやバレーボールなどの部活が強く、勉強にも熱心な学校で、私も小学校からバレーボールをしていますが練習のペースを考え外部でプレーしていました。一番頑張ったのは3年間クラスをまとめる学級委員をしたことです。責任あるポジションになり、人に流されやすかった自分を変えたかったからです。また、新しい世界に飛び込むのが好きで、今思えば、高校で偶然ポスターを見てJICAの講習会に参加し、世界のゴミ問題やSDGsについて知ったのが現在に至るまでの始まりだった気がします。

APUに入学した理由を教えてください。

AO専門の塾で先生から勧めていただき、JICAで働きたいという夢があったので、国際協力や環境開発を専門的に学べる環境が整ったAPUへ進学しました。また、塾のイベントでAPUの授業体験があり、実際に教授や学生さんたちと関わって良さや魅力を感じたのも理由のひとつです。

入学後、一番印象的な授業は何でしたか。

1回生の選択科目で、自分の興味分野だった「環境開発入門」です。SDGsに重点を置いた授業内容で、そこから環境開発を専攻したいという意欲がわきました。例えばCO2の削減にしても達成する難しさ、目標と現実のギャップがありますが、埋めるためには小さなことからでも何をしたらいいのかを研究していく目標ができました。

卒業論文のテーマにつながるきっかけとなった授業や影響を受けた教授は?

英語開講の「農業遺産とツーリズム」です。大分の街を歩いて身近にあるフィールドやモデルから学び、机で勉強するだけでなく、実践する形で学問を進めるのも面白いと感じました。サブ専攻が観光だったので、湯布院のオーバーツーリズム問題解決に向けて考察した「観光学マーケティングとマネジメント」も興味深い授業でした。大橋教授のゼミに入る前の面談で研究したいことを聞かれ、自分の生い立ちや環境緑化への興味をお話ししたら、その時点で卒論テーマについて熱心に議論していただきました。

卒業論文はどのような内容で書かれましたか。

都市開発について研究し、「緑地空間のネットワークを活用した都市政策と街づくり」をテーマにしました。私の地元である東京都の池袋は、デパートの屋上緑化や公園のなかで経済活動を生むためにカフェを導入するなど公園事業に力を入れています。そこで、そういった公園を点在させるのではなく、つなげていく街づくりを考えたいと思い、豊島区役所に今の政策なども聞きに行き取り組みました。

4年間を振り返ってみていかがでしょうか。

授業はもちろんアルバイトも頑張りました。高校時代からSNS運用の仕事に携わっていたため、クラフトビールのお店で広報活動をしていました。ビールの原材料を作ってくれる農家さんで収穫の手伝いをしたり、パッケージの制作をしたり、イベントをするときは関係先にアポイントを取ったり、一つひとつが新しい挑戦でした。自分以外の多くの大人の方たちと関わるなかで、より責任を持って動けるようになったと思います。

卒業後の進路と今後の目標は?

大学での学びと得意なことを活かし、東京の広告コンサルティング会社に就職します。「地方創生」を掲げている会社なので、まだ外部に魅力や特徴を発信できていない中小企業のお手伝いができたらと考えています。APUで培った、異なる考え方を排除しないチームビルディングも、東京から来て景色がとてもきれいな大分で暮らした経験も、好奇心旺盛な自分のキャラクターも役立てていきたいです。

最後にメッセージをお願いします。

私はAPUで中国の国際学生の友達ができ、中国の実家に何度も遊びにいくほど仲が良くなって、いろいろな考え方や視点を持つ仲間と出会い自分の世界が広がりました。迷ってもいいし、自信をなくすことがあってもいいので、応援してくれる人たちを大切に挑戦する心はずっと忘れずにいてほしいです。

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