多文化環境で"好き"が見つかるまで
APU生
ポート
フォリオ
PROFILE
西海杏紫 さん
※2026年1月取材
興味ある分野や将来したいことを考えながら専門的に深めていく学びの楽しさ。
まだ住んだことのない場所で地方創生に携わることができる期待を胸に抱いて。
JOURNEY
"好き"が見つかるまでの道のり
- 幼少時代 小学生から英語が好きで習っていた
- 高校1年 好きな英語をもっと学びたくて国際コースへ
- 高校2年 アメリカのテキサス州ヒューストンに留学
- 入学後 国際課題の解決を目指す開発学へ興味
- 2回生 木村力央先生(※)の「開発社会学・人類学」を履修
- 大学4年 コミュニティ開発・学校組織の課題をテーマに卒論
- 卒業後 社会人教育と地方創生に携わる企業へ
どんな高校生でしたか。
小学生から習っていた好きな英語をもっと学びたくて国際コースがある高校に進学しました。バレーボールが有名な学校で部活に励む生徒に刺激を受け、私も今頑張れることをしようと勉強に打ち込みました。高校2年のときアメリカのテキサス州ヒューストンに留学し、自分の中の当たり前が他の人にとってはそうではないと身にしみて分かりました。
APUに入学した理由を教えてください。
英語の勉強を続ける必要があると思ったのと、大学に行くなら英語+αで学べるところがよかったのでAPUが自分の希望に適していました。
大学生になって最初に感じたことは?
高校での勉強は成績のためでしたが、自分が本当に興味ある分野や将来したいことを考えながら学べるのが大学なのだと感じました。APUは入学したときすでに、あれをしたい、これになりたいと夢を持っている人がたくさんいたのが驚きでした。
入学後、興味や関心の変化、広がりはありましたか。
高校のアメリカ留学で興味を持った先進国の貧困問題と環境問題が大学受験の軸でもありました。APUでいろいろな授業を受けているうちに、さらに広い視野で国際課題の解決を目指して研究する開発学へと関心が移っていきました。
これまでに一番印象的な授業は何でしたか。
2回生後半にゼミの教授でもある木村力央先生(※)の「開発社会学・人類学」を履修し、その概念を知って難しいのに面白い、もっと勉強したいと思える分野に出会えました。
卒業論文はどのような内容で書かれましたか。
ゼミのフィールドスタディで福岡県の東峰村を訪れ、地域活性化に向けた子どものための英語、キャリア、郷土教育プロジェクトを提案し採用されました。そこで、「地域おこし協力隊インターン」制度を利用し休学して半年間現地に住みました。地域の人と同じ立場で「コミュニティ開発」を進めるうち、子どもたちの変化に加え学校組織の課題を発見し、最終的にその2つをリサーチクエスチョンにして論文を書きました。テーマは「多領域横断型教育の持続可能性 内発的動機付けの行動への転化と学校組織における構造的課題 2024年度のAPUと福岡県東峰村の教育プログラムを事例に」です。
大学在学中に新たな気づきとなったことは?
東峰村で、さまざまな学びによる子どもたちのポジティブな変化を目の当たりにしました。例えば、英語が苦手だった子がAPUの国際学生と交流し「もっと話したい、もっと勉強したい」と成長する様子に、私自身の意欲も高まりました。ゼミの木村先生はAPUに来る前にカンボジアに10年間住みコミュニティ開発をしていたので、その姿を見て、地域の人と同じ目線で地域を良くしていく支援が大切だと思っていました。他にも、貧困地域の住居問題を柱に活動する「ハビタットAPU」に所属し、カンボジアで家を建てるボランティアをしました。支援は“してあげる”のではなく、お互いをよく知り一緒に活動するという気持ちが重要だと実体験で学びました。
卒業後の進路と今後の目標は?
社会人教育と地方創生に携わる企業に入社します。本社は東京ですが、九州を中心に地域事業を展開しているので、住んだことのない所に行ってみたいという期待があります。社会人になっても枠にとらわれず、新しい挑戦や勉強をどんどんしていきたいです。
最後にメッセージをお願いします。
休学期間を含め大学生として過ごした5年間は本当にアッという間でした。1回生、2回生のうちにもっとしておけば良かったなということもあります。なので、早い段階から自分の興味・関心を見つけ、3回生、4回生になるにつれ極めていってほしいです。学びに楽しさを見出し、知識をたくさん増やすことも大事です。入学した当時の出口治明学長がいつも言われていた「旅」「人」「本」の3つは私もすごく大切にしていたことなので、これを意識して実り多き大学生活を送ってください。
※2023カリキュラムではサステイナビリティ観光学部のゼミとなります。