ゼミ・研究

多文化環境で"好き"が見つかるまで

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自由奔放な高校生が完璧主義の研究者へ "経済"は面白い「アハ体験」の連続!

PROFILE

横山 真之介 さん

国際経営学部(APM) 卒業

兵庫県出身

※2026年1月取材

一時期は大学へ行く意義を悩み、APUでの学びに見出した「経済」への興味。
視野と関心が広がり変化していくなか、たどりついた「価値論」の再定義という挑戦。

JOURNEY

"好き"が見つかるまでの道のり

  • 幼少時代 メカニック的なことが得意
  • 中高時代 「お金」や「経営」に興味
  • 大学1年 「お金って何だろう?」という疑問
  • 大学2年 「ミクロ、マクロの経済学」での学び
  • 大学3年 経済・金融に強いイタリアの大学へ留学
  • 帰国後 ゼミに入り、カール・マルクスの資本論を学ぶ
  • 大学4年 「価値とは何か」の定義を掘り起こす

どんな高校生でしたか。

中高一貫の男子校で、のんきに自由奔放に遊んで過ごしていました。小さい頃からメカニック的なことが得意で、パソコンのシステムの動きを解析したり、プログラムをいじったりするのが好きでした。

APUに入学した理由を教えてください。

実は、なぜ大学に行くのかがよく分からず、ずっと考えていた時期がありました。そんななかで両親からAPUのことを聞いて調べていくうちに、自分が「お金」についても興味を持っていたことから、経営学と当時は全く話せなかった英語が学べる環境に関心が生まれたからです。

高校と大学では"学び"がどう違うと感じましたか。

「皆で一緒に学ぶ」場である高校に対し、大学は「自ら学びにいく」場なのだと思いました。自主的で積極的な姿勢がないと十分な学びを得ることは難しいですが、APUにはやる気があればそれらを育てることができる環境が整っています。

入学後、一番印象的な授業は何でしたか。

「経済学」です。入学前は単純に、お金を稼ぐのは楽しいし、お金があれば色々な選択肢ができるので経営学が面白そうという意識でした。でも、経済学を通じて実際にお金の流れや社会との関連性などを知り、「お金って何だろう」と新たな興味がわき、もっと学びたくなりました。

大学在学中は何をしていましたか。

留学に挑戦しました。3回生の後期に半年間、経営学、経済学、金融などに強いイタリアのボッコーニ大学へ通い、数学の力を磨きました。日本人は少なく、さまざまな国から留学生が来ていたので、APUで鍛えた英語と国際性が友達づくりの面でも発揮しました。また、帰国後は、留学で得た知識はもちろん、英語で学術的なディスカッションを重ねた経験が大変役立ちました。そのおかげで、すべて英語だったゼミでも議論に参加できたと思います。

卒業論文のテーマにつながるきっかけとなった授業や影響を受けた教授は?

2回生で履修したミクロ、マクロの経済学です。「価格」という「数字」をたくさんの軸に分けていく過程で、「価格とは何か?」という興味が生まれました。その後、鈴木泰教授のゼミに入り、何度もディスカッションしながら、カール・マルクスの資本論の観点で景気循環を分析し、資本主義の動きや「価値」の定義を研究するきっかけとなりました。

卒業論文はどのような内容で書かれましたか。

経済学における重要な概念の再定義をしたくなり、「価値」を選びました。いわゆる「価値論」という経済哲学の分野で、「価値とは何か」を定義するのですが、例えば経済的価値、社会的価値など日常でも多用する「価値」について分かっていますか? という追究です。それまでの定義より、より妥当かつ現実の社会に適応した定義を自分で掘り起こしました。

4年間を振り返ってみていかがでしょうか。

多様な学生がいて、伝えたいことをいかに噛み砕いて伝えるかの大切さを実感し、身につけることができました。それにより、自分の頭の中でも整理ができ、学んだことが定着しやすくなったと思います。他には、一人旅行が好きで国内外いろいろなところを訪れました。料理がおいしいと聞いて行ったウズベキスタンが特に思い出に残っています。

卒業後の進路と今後の目標は?

イギリスの大学院へ進学し、経済実学と社会科学の方法論を学びます。自由奔放だった高校生が、APUで学問における完璧主義な性格が引き出され、学びへの意欲がいっそう高まりました。学問を突き詰めると多くの気づきがあり、「学問のアハ体験」が積み重なっていくのがとても楽しいです。その経験が視野を広げ、卒論にもつながりましたし、今後、さらに研究を深めていくための糧にしていきたいです。

最後にメッセージをお願いします。

進路は迷うこともあると思いますが、新しい環境に飛び込むと世界が開け、意外とやりたいことが見つかるものです。周りの意見も聞き入れ、"食べず嫌い"はせずにぜひ何でも挑戦してください。

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